かりがね小学校の社会学級(講演会)に保護者の一人として出席した。
講師は元依佐美中学校校長の石原吉夫先生。この石原先生、実は私の中学校時代の英語の先生なのだ。当時の呼び名は「きっつぁん」。
当時、竹刀片手に応援団ばりの大きな声での授業。教科書のリーディングの際ちょっとでも声が小さいと、「声が小さい!」「セイ(Sayのことだと思う)!」の連続。ふざけていると生徒へのビンタは当たり前(しかも数発続けての往復ビンタだ)。とにかく授業中緊張しっぱなしの状態だった。
今なら確実に、[暴力教師][体罰]として認められないところだろう。でもなぜか「きっつぁん」の授業を受けると成績が伸びるのだ。不良だった奴が心を入れ替えて(?)猛勉強、刈谷高校に合格なんて奴はざらにいた。叱られることに納得できた。
そしてなぜかこうして30年も経って「講師 石原吉夫」の文字に釣られて講演を聴きに行ってしまうのだ。ただ厳しいだけじゃない、我々生徒の心に訴える何かがあったのだろう。「愛情」なんて表現はありきたりで安っぽいけれど、厳しさの中にも愛情一杯だった魅力的な先生だ。こんな素敵な先生に巡り会えた我々の世代は幸せだったと思う(*^_^*)。
もちろん今日も講演の間中、背筋をピンと伸ばして聴いていた。
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