福祉経済委員会 視察・所感

氏名  神谷 昌宏   

1.熊本市ファミリーサポートセンター
 今回視察したファミリーサポートセンターについては、刈谷市においても開設準備が進められている所ですので、特に準備企画段階で注意しておくこと、課題や問題点を中心に、勉強してきました。
(1)会員数についての問題点
 依頼会員数(733名)に対して協力会員数(337名)が少ないため、依頼者の多用なニーズに答えられないということです。依頼会員数と協力会員数の理想的な比率は、依頼会員数1に対して協力会員数2だそうです。しかし熊本市での現状はその反対の割合になっていました。刈谷市でも現在の所、依頼会員約200名に対して、援助会員約50名ということですので、更に厳しい状態にあります。
(2)会員数に対して活動数が少ないという問題点
 平成11年度の活動実人数は、依頼会員で130名、協力会員で104名、子供の数としては166名ということでした。先の数字で示した登録会員数に比べて、実際に活動している会員が非常に少ないのが気になります。

 この事業の予算が約750万円であり、子供を見ている時間(活動時間)では1〜3時間が最も多い所ですので、僅か166名の子供1〜3時間の保育のために、その金額が適当かどうかの議論がある所です。

 いずれにしてもこの2つの問題点から、このファミリーサポートセンター事業の成否は、どれだけ多くの会員数で行なうことができるかにかかっていると思います。刈谷市においても市民への周知が充分でないと思われますので、更なるPRが必要であると思います。

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