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神谷まさひろ

活動報告

〒448−0028刈谷市桜町3−45

たわわに実る稲穂を収穫する秋になりました。最近では『田んぼアート』が盛んになり、図柄は細か

く、色彩は緑の濃淡だけでなく紅白から黄色や紫色など芸術性は高く全国的な注目を集めてきてい

ます。日本には約240種類もの稲の種類があることを知り驚きです。

夏場の不安定な気象を乗り越えた体を労りながら、芸術を愛で季節の美味しい食材を堪能し、元気

を蓄えたいですね。

TEL0566−23−0344

FAX0566−23−1399

発行:神谷まさひろ後援会事務所

事務長/都築浩介 編集長/榊原直木

事務局次長 篠田佳宗

vol.59

2015.10

市政と皆様を結ぶ情報誌

刈谷市議会9月定例会

一般質問

竹中市長による議案の大綱説明の後、6名の
議員が一般質問に登壇しました。私もトップ
バッターで登壇です。4年前の選挙後直ぐの

9月定例会でもトップバッターで質問をしま

したから、偶然にもこれで2度続けて、改選後

初めての質問者ということになりました。

冒頭「プロ野球の開幕戦で、足跡の付いてい
ない、綺麗に均されたマウンドに登るピッ

チャーのような心境で、光栄に思うと共に、くじ運の良さに感謝したい。開幕投手として恥ずかしくないよ

うな一般質問をしたい」と述べてから質問に入りました。 質問項目は次の2項目です…

7月に行われた刈谷市議会議員選挙後、初の

本格的な議会となる9月定例会が9月2日(水)
開会しました。

① 銀座AB地区の再開発について

② 中小企業振興基本条例について

次頁へ続く

質問項目

翌日の中日新聞に

答弁の概要が掲載されました。

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9月定例会

銀座AB地区と言うのは、三菱東京UFJ銀行東
側の現在駐車場として使われている辺りです。
以前、新聞に「高層ビル計画反対 954人分の
署名提出」との記事が載っており、今後の成り行

きを心配していましたので、「高層マンションに

対する不安については、シミュレーションの結果
から、高層であることで、風や日陰の影響が大き

くなるものではないこと」「交通安全対策につい

ては、交通量調査の結果を踏まえ、道路管理者
及び警察との協議を進めながら、交通安全に配
慮した計画を検討していく」との答弁を聞き安
心をしました。

答弁によると、中小企業振興基本条例について
は市当局として制定の意向がありませんので、
議会内に中小企業振興基本条例特別委員会を
設置して、中小企業者の現場の声を聞いて、議
員提出議案として条例案を出せるようにしたい

と提案しました。 舞台は議会運営委員会に移

ります!

① 銀座AB地区の再開発について

②中小企業振興基本条例について

9月定例会一般質問は3日間に亘り1
6名の議員が登壇しました。ほかの議

員の質問を聞いていると、知識の豊富
さや発想の柔軟さで勉強になったり、
答弁の中に新しい発見があったりして
驚きの連続です。

その中の1つ刈谷城築城関係の質問
で、始めて知った事実がありました。

市民の方より「亀城公園に隅櫓・城門・
城壁・石垣などを史実に準拠して復元・
整備すること」を求める要望書が、平
成20年に約6000名の署名を添えて
提出されていたということです。

また、当局からの答弁の中で、行政評

価委員会の委員長である名城大学教
授の昇先生が仰った言葉が2度紹介さ
れました。

「定住を促進するために必要なもの

は、まちの魅力や個性を高めることで
ある。その魅力や個性を高めるものは
何か。それは歴史と文化しかない」

言う言葉です。

今、安倍内閣で進めている[地方創生]

3

9月定例会

と言うのは、「各自治体が、それぞれの特

徴を活かした自律的で持続的な社会をか
たちつくることであり、判りやすく言えば
魅力あふれる地方のあり方を築くこと」だ

とされています。

そういった点からすれば、「歴史や文化を

前面に押し出したまちづくり」は、正にこ
の地方創生の考え方にマッチしたもので
あると思っています。もちろん、暮らしや
福祉をないがしろにして歴史や文化を優
先するというのであれば本末転倒、それ
は許されることではありませんが、今の刈
谷市の各施策の充実ぶりと財政状況から
みれば、

「歴史や文化を前面に押し出した

まちづくり」は市の魅力づくりと、市民の

心の豊かさを醸成する素晴らしい施策だ

と思います。


そして建設水道委員会での市長さんの答
弁の中で

「日本遺産」

と言う聞きなれない

言葉が出て来ました。この「日本遺産」と
言うのは、地域の歴史的魅力や特色を通

じて我が国の文化・伝統を語るストーリー

を「日本遺産(Japan Heritage)」として

文化庁が認定するものです。 

ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢

れる有形や無形の様々な文化財群を、地域
が主体となって総合的に整備・活用し、国内
だけでなく海外へも戦略的に発信していく

ことにより、地域の活性化を図ることを目

的としています。

「日本遺産」に認定されると、認定された当

該地域の認知度が高まるとともに、今後、
日本遺産を通じた様々な取組を行うことに

より、地域住民のアイデンティティの再確

認や地域のブランド化等にも貢献し、ひい
ては地方創生に大いに資するものとなると
考えられています。

今年4月には全国で18件を「日本遺産」と

して初認定したようで、東京五輪・パラリン

ピックが開かれる2020年までに100件程

度に増やす予定だそうです。

単一の市町村内でストーリーが完結する

「地域型」と複数の市町村にまたがってス

トーリーが展開「シリアル型(ネットワーク

型)」の2種類があるようで、東浦町と連携

して「江戸幕府の始まり於代の方から、江

戸幕府倒幕を企てた天誅組まで ~息づ

く進取の精神~」といったストーリーなど面

白いと思うのですが…  3期目の竹中市

政、魅力的で何となくワクワクします!

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委員会での議論から

9月定例会

刈谷市議会9月定例会委員会で行われた

議案・所管事項の報告について一部ご紹介します…

住吉幼稚園は平成29年度に移転する第一学校給
食センター跡地に移転新築をしますが、その際、住
吉幼稚園と重原幼稚園を合併します。そして合併
後は、待機児童解消策の一環として重原幼稚園を
保育園に転用する計画です。
実施時期は、住吉幼稚園の新園舎開園予定(=住
吉幼稚園と重原幼稚園合併)が平成31年4月→旧
重原幼稚園を保育園に転用して開園予定は平成
32年4月です。

住吉幼稚園と重原幼稚園を合併した後、

重原幼稚園を保育園に転用します

現在移転工事が進められているさくら保育園は平成

28年4月に開園しますが、その後、現園舎を重原幼

稚園を転用した保育園が開園するまでの間(平成

32年3月)、3歳未満児(定員45人)を対象に一時活

用する予定です。さくら保育園の新館と旧館がある

ようなイメージですね。

移転工事が進められている[新さくら保育園]です。
奥に写っている現在の[さくら保育園]は暫くの間、

3歳未満児の園舎として利用します。

新さくら保育園が開園後も、

さくら保育園の現園舎を3歳未満児を対象に一時活用します

刈谷市内に震度6弱以上の地震が発生した場合、富士松中学校・かりがね小学校・刈谷東中学校・
双葉小学校・小垣江小学校の5つの学校に救護所を開設して保健室で診療を行います。

今回の補正予算で、医師が応急処置を行うために必要な聴診器・骨折した際の副木や包帯等を
保管しておくための倉庫を各救護所に1台ずつと、電池式のLED照明を4台ずつ配備します。

災害が発生した際、

刈谷医師会と連携して救護所を設置します

①第一学校給食センターは小垣江東小学校敷地に移転します。
②跡地には、住吉幼稚園を建設し重原幼稚園と合併します。
③重原幼稚園を保育園に転用します。

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9月定例会

臨床心理士の資格を持ったスクールカウンセラーが教員・保護者・生徒に対して相談活動を実施

しています。6中学校全てに1名ずつ配置+4名のスクールカウンセラーが4小学校を拠点に全

小学校を対象に相談活動を実施しており、相談件数は平成24年度671件、平成25年度886
件、平成26年度882件となっています。

スクールカウンセラーへの相談状況

平成26年度、電話・来室合わせて延べ791件の相談がありました。主な相談内容は、子どもの不
登校や登校渋り・引き篭りが144件、しつけ・養育が138件、発達・成長が76件となっています。

子ども相談センターへの相談状況

平成27年度・28年度で、機器の設置場所等の調査及び設計→平成29年度に中学校、30年度に小学
校に設置→年度内には稼動(夏場という意味では本格的な利用は翌年度)というスケジュールです。

予算は先進自治体を参考にして概算25億∼30億程度を見込んでおり、現在既に設置されてい

る天井扇風機は取り外してしまうのではなく、新たに設置するエアコンとを気温によって使い分
けるとのことです。

小中学校へのエアコン設置の補正予算が計上されました

洲原公園レクリエーション施設(ロッジ・デイキャンプ場・テニスコート・温水プール)はこれまで
の愛知スイミングから刈谷市HS共同企業体に、老人ディサービスセンターなのはなはこれま
での市川商事(株)から(医)光慈会にそれぞれ指定管理者が、平成28年4月より交代します。

(医)光慈会はこれまでに老人保健施設などを運営しており経験は豊富ですから今回の指定管

理者選定の議案には賛成なのですが、一方で私は以前から次のような疑問を持っていました。

「刈谷市内には民間の老人ディサービスセンターが多数あります。そうした状況の中で、いつま

でも刈谷市立の老人ディサービスセンターを運営する必要があるのだろうか?」と言うことで
す。老人ディサービスセンターなのはなは指定管理者に委託をしてはいますが、「刈谷市立」で

あることに変わりはありません。民間事業者だけで十分サービスが賄えているものは民間に任
せて、あの建物を別の用途に使うといった考え方もあるのではないかと思っています。

今回の議案に対しては、そうした視点での質問は論点がずれてしまうので出来ませんが、どこか
の機会に問題提起してみたいと思います。

指定管理者が変更します

開設時から変わらず運営をしている西洋フード・コンパスグループ(株)が平成28年4月以降も
指定管理者として運営することになりました。この西洋フード・コンパスグループ(株)は市役所

8階の食堂も運営している業者です。サンモリーユ下條の宿泊者は年間約12000名、稼働率

は79%ですからこうした宿泊施設としては非常に人気の高い施設です。この施設に対して年間
約9400万円の指定管理料が支払われていますから、「利用者一人当たり約7800円を刈谷市

が補助している」という計算になります。

サンモリーユ下條の指定管理者はこれまで通りです

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9月定例会

刈谷市議会9月定例会には市民の方より請願が2件、陳情が4件提出されました。

請願は

「国民の声に耳を傾けた安全保障関連法(案)の審議を国に求める意見書提出に関す

る請願」

「刈谷市議会議場に国旗・市旗を掲揚することについての請願」

で、そのどちらにも

私は紹介議員として名を連ねることになりました。

「国民の声に耳を傾けた安全保障関連法(案)の審議を国に求める意見書提出に関する請願」

は、

「参議院では慎重審議を求め、審議をしても国民の理解が得られない場合は、廃案や継続

審議という方法も選択して欲しい」と言う趣旨で、そのことを国に対して意見書として提出し
て欲しいという内容で、9月8日(火)に開催された企画総務委員会では賛成多数で採択となり

ました。しかし、9月18日(金)未明に参議院で安全保障関連法が可決成立したことにより、国
に対して意見書を提出することは既に意味を失ってしまいましたから、本会議では「国に対し
て意見書は提出しない」という結論になりました。

「意見書は提出しない」ということになっても、請願の趣旨には賛同出来るということで、最終

的に請願そのものは「趣旨採択」という結論になったのです。

一方、

「刈谷市議会議場に国旗・市旗を掲揚することについての請願」

については議会運営委

員会に付託されました。

現在、西三河9市+1町(岡崎・碧南・豊田・安城・西尾・知立・高浜・みよし・幸田、そして刈谷市)の
内、議場に国旗や市旗が掲揚されていないのは刈谷市だけになってしまいました。また東三河

を含むオール三河(14市・3町・1村)という括りで見ても、掲揚していないのは刈谷市と東栄

町だけという状況です。

こちらは委員会・本会議共に、一部の議員の反対はありましたが賛成多数で採択されました。

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『平成28年度予算・施策に関する要望書』

を提出

9月17日(木)竹中市長に会派(自民クラブ)としての『平成28年度予算・施策に関する要

望書』を提出しました。昨年は64項目だったのですが、選挙期間中に新たに聞かせて戴い
た事柄もあり、今年は実に112項目と大幅に増えています。皆さんから戴いた声は、ほぼ
網羅できているのではないかと思います。要望書を手渡した後は、それぞれの議員が「特

に力を入れて取り組んで欲しいこと」を懇談の中で直接市長さんに訴えました。

私は、今回初めて掲載した「歴史や文化を反映したまちづくりを推進すること(ハード・ソフ

ト両面)」や「刈谷市駅周辺を整備すること(刈谷駅ではありませんよ、名鉄の刈谷市駅で

す)」のほか、これまでにも要望していた「刈谷駅北口の再開発」「野良猫対策の実施(不妊・

去勢手術への助成)」などについて口頭でお願いをしました。

全ての項目は私のHP([神谷まさひろ]で検索)に掲載してあります。今後、これらの実現に

全力で取り組んで行きます。

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刈谷市議会議員5期目の当選!

「梅雨晴れ間 当選証書に 手を合わせ」

7月5日(日)刈谷市議会議員として5期目の当選を果たすことが出来ました。ご支援頂いた皆

様に心から感謝申し上げます。挨拶で「私の後援会・選挙スタッフは当選者28名の中で1番で
す。」と申し上げましたが、私自身は得票も順位も落としてしまいましたので、その点を今後分
析し、皆様の期待に応えられるよう一生懸命頑張って行きます。ありがとうございました。

そして翌朝7時半頃、トップ当選をされた鈴木絹男議員に「おめでとう」の電話をしました。東刈

谷駅前で街頭演説(あいさつ?)をしている最中でした。素晴らしい! この差が今回の結果を
物語っているのでしょう… 完敗です! 

「完敗」と言うのは、単に選挙の票について言っているのではなく、翌日も雨の中、街頭演説をし

ているその一生懸命さに「完敗」なのです。のんびり事務所の片づけをしている私と、トップ当

選の翌日も雨の中、駅頭に立っている鈴木議員…謙虚に反省して出直しです!

午後から議場にて当選証書が手渡されました。応援して下さった皆様の思いを胸に戴いて来ま

した。とても重い証書です。

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選挙戦ミニ知識

「小数点以下の得票?」 

選挙の翌日、ある支援者の
方から次のような質問を戴

きました。「KATCHの開票

速報を見ていたら、小数点以
下の得票のある人がいたけ

ど、あれはどうして?」

確かに私の得票も2259.6

77票と、小数点以下3桁ま

での得票数となっています。
逆に、小数点以下が全くない
候補者もいます。

あれは[按分票]と言われる
もので、同じ苗字や名前がある場合に発生します。

たとえば今回私の場合は「稲垣まさひろ」さんがおられましたから「まさひろ」とだけ投
票用紙に書いた場合はどちらの候補に投票したものか判らないため2人の間で按分す
るのです。但し単純に2分の1の0.5票ずつになるのではなく、獲得した票の割合に応じ

て按分するのです。

私の場合は、名前だけで2人が重複していただけですか

ら簡単ですが、今回「加藤けんじ」さんの場合は「加藤」
という候補が3名、「けんじ」という候補が2名いましたか

ら、複雑な計算だったと思います。

今回は当選者と次点の間が大きく開いていましたが、4
年前のように1票差で当落が決まるという場合にはこの

[按分票]が重要になってくるのです。ですから私も選挙

戦では「神谷まさひろとフルネームで書いてください
ね」と言い続けてきました。

市長さんよりの報告!

私たち議員のところには時々、新しい取り組みなどについて竹中市長より報告があります。
その中から3項目紹介をします…

15小学校全てに設置されている放課後児童クラブ(学童保育)は原則小学校3年生までの受入と

なっていますが、定員に余裕のある小学校では小学校4年生までに受入枠を拡大して実施してい

ます。

平成23年度から実施をして、既に小高原・双葉・日高・朝日・平成・小垣江東・富士松東・衣浦小学校の

8校が4年生までとなっています。今回、これらに加えて10月1日より富士松北・富士松南・住吉・亀

城の4クラブにおいて4年生までに拡大することになりました。

先の市議会議員選挙における私の公約(重点施策2015)の中にも「児童クラブの学年枠を広げま
す」という項目がありますから、公約実現に向けて少し前進をしたことになります。

放課後児童クラブの受入児童学年拡大の試行実施

10月上旬に日本協会が国内開催地を決定し、10月中旬には国際ソフトボール連盟総会で開催

国が決定しますが、愛知県での開催が決まった際には、刈谷球場が会場の1つになるよう愛知県

に要望するものです。

ところが・・・このレポートを印刷する直前、新しい報告が届けられました。

「10月1日に開催された(公財)日本ソフトボール協会の臨時理事会

において、国内開催都市に千葉県が選定されました」とのことです。

残念!(涙)

2018年世界女子ソフトボール選手権大会の

大会会場誘致を目指します

主催者は中部地方整備局名四国道事務所と
刈谷市で、9月18日(金)に第1回の会合が開
かれました。岩ケ池公園(ハイウェイオアシ
ス)の所にスマートインターチェンジを設置
するための第一歩です。

第1回刈谷スマートインターチェンジ準備会が開催されました