2001.7
Vol.12

ロンブスが偉大なのは、アメリカ大陸を発見したから偉大なのではありません。アメリカ大陸があるのかないのかわからないのに大西洋に船出したから偉大なのだと思います。 答えのあることが判っている問題を一生懸命することは勤勉であります。チャレンジとは答えがあるのかないのかわからない問題に向かって挑戦することだと思います。
“挑戦しなければ見えてこない”

の言葉を強くかみしめながら、「明るい豊かなまち刈谷」をめざして若者らしく・一生懸命頑張りますので、ご支援とご鞭撻賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

今までのレポートはここです

夏休みの計画はもう立ってますか?私はまだまだ先の話だから・・・なんてのんびり構えてしまっています。でも子供たちにとってはもうすぐの話なんですよね。普段学校へ行っている時間に子供が家にいるもんだから、嫁が『夏休みなんかいらないわ』という始末。でも結構、こういうご家庭は多いのではないでしょうか?え、うちだけ?編集長

―― 平成13年6月度定例議会 ――

 平成13年6月11日(月)~22日(金)まで6月議会が開催されました。
今回のコロンブスレポートVol.12では、神谷まさひろが所属します3つの委員会の内容について一部紹介します。

『障害者施設の設置について』の陳情採択
<福祉経済委員会>

 6月議会には2つの委員会に6件の陳情が提案され、その中で『障害者施設の設置について』出された陳情の一件が採択となりました。 神谷まさひろの所属します自民クラブでも、 会派内での議論の末、採択という結論になり、福祉経済委員会の中で会派を代表して賛成の立場で意見を述べさせていただきました。

陳 情 内 容

1,要旨 肢体不自由児者に下記の施設の設置をしていただきたい。
(1)入所施設の設置
(2)ショートステイ施設の設置
(3)通所施設の設置
(4)授産施設の設置

2,理由
(1)親の高齢、病気、親亡き後等に入所できる施設を広域的に設置をしていただきたい。
(2)親の病気、事故、冠婚葬祭等緊急時に一時的な介護をする必要が生じた時に、ショー
   トステイができる施設の設置をしていただきたい。
(3)学校卒業後、障害者を主体とした療育的な事を含む内容を持った、毎日通えて社会の
   一員として、有意義な毎日を過ごせる施設の設置をしていただきたい。
(4)体の不自由を克服して、市外の授産施設に通勤しているが、通勤時の親の負担と、
   収入も通勤費等で消えてしまい、今後も学校を卒業する障害児が増加するが、
   就職できる見込みはなく、こうした障害児をすぎな作業所に、入所できるようにして
   いただきたい。なお現在井ヶ谷町に計画されている第2すぎな作業所に、障害児
   を受け入れるよう計画をしていただきたい。

<神谷まさひろ賛成討論でのポイント>

※12月議会で私の行った『養護学校建設についての一般質問』をKATCHで 見られた、体の不自由な子供さんをお持ちのお母さんからの声。。。
『養護学校は義務教育だから、たとえ遠くとも必ずどこかに入ることができる。大変なのは卒業後に入る施設がないこと。近いとか遠いとか言っているレベルではなく、施設自体が不十分なのよ』今回の陳情はそのことを訴えたもの。

※刈谷の障害者施設で頭に浮かぶのは・・・ひかりの家、しげはら園、くすのき園、すぎな作業所、ペガサス・・・これらは全て就学前の児童の施設か、知的障害者のための施設。確かに体の不自由な方(肢体不自由児者)のため の施設はない。

※それでは愛知県内はどうか・・・入所施設については県内に18施設有り。比較的近い所にある2つの施設について入所状況をたずねたところ、
   ・豊明市にあるA施設 → 定員75名 満員 入所待ちの方27名
   ・東浦町にあるB施設 → 定員50名 満員 入所待ちの方25名

 平成13年4月1日現在、県内の18施設全てが満員で、同じ程度の入所待ちの方がいるとのこと。  

※授産施設については、県内には通所と入所合わせて23施設ある。 しかしその所在地は、名古屋、蒲郡、豊田、半田、岡崎などで、通勤するのは大変な距離。そこで、陳情にある通り、 現在、井ヶ谷町に計画中の第2すぎな作業所に肢体不自由児者を受け入れる方向で計画していただきたい。

※障害児をお持ちのご父母にとっては『自分が高齢になって介護することができなくなった時、この子の世話を誰がするのだろうか』という不安で、心が休まる時がないそうです。

※今回の陳情は肢体不自由児者の親御さんからのものですが、その他の障害を持ってみえる方を含め、刈谷市における障害者福祉全ての充実への願いを込めてこの陳情採択に賛成します。

【あとがき】
 今回は幸いにも採択になりました。しかし陳情における議決は、あくまで議会の意志を決定するものであり、当局は議会の決定に対して、その通りの措置をしなければならないという法的義務は発生しません。
 しかし、今回全ての会派で反対意見(不採択)がなく決まった事を当局は重く受け止めて、難しい課題ではあるとは思いますが、陳情の中にも触れられていたように、広域的視野で着実に進めていっていただきたいと願っています。

総合運動公園の見直し案まとまる
<大型公園等特別委員会>

 昨年の7月28日より、市内各種団体の代表者で構成されます協議会が開かれ、そこで出された意見書を基に、 総合運動公園を整備するための計画主旨と施設概要が委員会に示されました。
【計画主旨】

 (1)競技スポーツ、レクリエーションスポーツ、ニュースポーツに対応し、体力増進も含め、
   本市におけるスポーツ振興の拠点となる総合運動公園とする。
 (2)総合運動公園の核施設となる、総合体育館を整備する。
 (3)多目的グラウンドは、施設機能の拡充を図る。
 (4)サブグラウンドにサッカー競技が可能な芝生グラウンドを南北軸方向で整備する。
 (5)臨時駐車場は一つにまとめクレイ舗装とし、多目的な利用に供する広場にする。
 (6)球技場と多目的グラウンド間の駐車場は、その形態を残す。

 
【施設概要】

 ● 総合体育館
  RC造2F  延べ床面積 約12,500m2
 ● 多目的グラウンドの改修
   メインスタンドの増設  固 定 約1,500席
   外周フェンスの新設   延 長 約  370m
 ● 球技場(芝生広場)+(芝生広場)
   サッカーコート  ピッチ 約68m×105m 1面
   少年サッカーコート  ピッチ 約50m× 70m 4面
   関係者用駐車場  収容台数 約100台
 ● 自由広場
   クレイ舗装  面 積 約11,500m2

【図面】

 私もコロンブスレポートやホームページなどで『総合運動公園を考える』というテーマで皆様方の声を聞いて参りました。多くの方から様々なご意見をいただきましたが、特にサッカー専用競技場のあり方についてのご意見が最も多かったように思います。
 『サッカーのまち刈谷として顔がない。顔となる”豊田市にも負けない収容人数”のサッカー場を』という声もありましたが、『財政圧迫の折、無意味なサッカー場建設には反対』『総合運動公園の名前の通り、市民全般があらゆるスポーツで楽しめる施設の充実をさせてほしい』といった意見の方が多く寄せられました。
 その意味では今回の『総合運動公園施設計画協議会』が出した意見書の中にあります
 (1)競技スポーツ、レクリエーションスポーツ、ニュースポーツに対応し、体力増進も含めた   スポーツ振興の拠点となる総合運動公園を目指す。
 (2)総合運動公園の核となる施設は、武道館を併設した総合体育館が望ましい。 
 (3)サッカー専用競技場は、独立したものではなく多目的グラウンドの施設機能を
   充実させる。そのためにスタンド席を増席し、シャワー室、選手控室等を整備する。
   また、多目的グラウンドの外周はフェンスを施工し、有料試合開催に対応する。

は正に市民の皆様方の今の声であり、今後の議会における議論の中でも十分尊重して
行きたいと思います。

刈谷のまちを全国にアピールするくらいの、例えば『刈谷ドーム』とかができたらいいなと思っているのは私だけでしょうか?
予算の問題とかいろいろあるでしょうけども、多目的ドームであればやる人よりも見る人のニーズの方が多いと思うけどな~【編集長】

刈谷駅周辺に街路灯
<予算審査特別委員会> 

 刈谷駅周辺道路に約125基の街路灯を設置するための補正予算530万円が6月議会にお
いて承認されました。これは、以前刈谷駅前に本社のあった(株)カリツー様より、 交通
安全に役立てるためにとして寄付された500万円を充てるものです。今後詳細な設置場所
等については、地元地区の皆様と協議して決定することになっています。 駅周辺が明るく
なることによって、 車の安全運転以外にも、防犯やまちのイメージアップにもつながり、
大変喜ばしいことであり、(株)カリツー様には厚くお礼申し上げます。


コロンブスレポート号外8において『21世紀 刈谷の道路計画は!』と題して、現在整備中・計画中の主な道路についてお知らせしました。ご覧になった方より『東新町にある新幹線と155号線が交差する部分で片側2車線から1車線になってしまうので、あそこが改善されれば交通渋滞が大きく緩和されるのでは・・』 というご意見をいただきました。 自民クラブとしても『平成13年度予算編成に関する要望書』の中で、『155号線新幹線部の拡幅』という表現でお願いをしているのですが、難工事ゆえこの実現はなかなか難しそうであります。

【方法1】

今ある歩道部分を車道に  →  構造上難しい

【方法2】

155号線を高架にして新幹線の上を通す → 17mの高さが必要17mの高さを新幹線と交差する部分で確保しようとすると、試算では
最低340m手前からの勾配が必要となります。これは池田町交差点
(デンソー池田工場の東側)ぐらいから登って行くことを意味しています。
 更に新幹線のこの区間は、長く直線が続き、最も速度が出ている区間であり、工事による線路のズレとしては1・もあってはならないそうです。また現在運行さ
れている列車に影響を及ぼさないように工事をするとなると、1日に夜間の数時間程度しか行うことができないということです。 昭和38年に工事を行った際には、155号線はこの道幅で十分だったのでしょう。
今回の事例で、まちづくりにおける将来予測の重要性を十分認識し、現在刈谷市において計画中のあらゆる事業においても大切な部分として論議して行きたいと思います。 

          編集長が気になる刈谷の渋滞道路
第1位 23号バイパス上り富士松付近の車線減少区間
   (上重原ICから渋滞!野田ICで降りないと大変なことに・・・)
第2位 やはり155号線恩田町交差点上下
   (一車線になるため隣り車線からの横入り車に腹が立つ!)
第3位 あとは特にないなぁ~ 。。。『そんだけかい!?』
   (行政や企業さんのご協力もあり昔よりは走りやすくなってる) 

 週間朝日(5月18日号)の中で田原総一朗氏が、今回の自民党総裁選挙における大村秀章衆議院議員の行動を高く評価していました。私も全く同意見で拍手を送りたいと思います。
 大村ひであき氏と私は同級生です。同級生とはいっても、小・中・高・大学と全く違う学校だったのですが、彼のことは高校時代からよく知っていました。
 高校時代、彼の目標は『日本のために国会議員になるのだ』というもので、その目標に向かってひたすら勉強していました。その結果、西三河の全ての学校で統一して行われる西三テストで彼はいつもベスト10(つまり西三河で10番以内の成績)に入っていましたので、我々の間ではちょっと有名な存在だったのです。高校時代から、目標を着実に実行していく彼の意志の強さと努力には本当に頭が下がる思いで見ていました。
 今回の総裁選に臨むにあたり、彼は『派閥の次元で動くのではなく、国民・党員の声に耳を傾け行動する』と宣言していました。
 総裁選の動きが活発になる中、私ども愛知13区の自民党系県議・市議に対して彼から逐一政局の報告があったのですが、正直言って『派閥の締め付けに屈して、そのうちにおとなしくなるだろう』と冷ややかに私は見ていました。
 しかし彼は最後まで自らの信念を貫きました。頑張り通したのです。高校時代の意志の強さそのままに・・・。心から敬意を表したいと思います。同じ年の若者の一人として、今回の彼の行動には大いに勇気づけられ、議員として多くのことを学びました。

【コロンブスレポートを希望される方へ】
 神谷まさひろ後援会では年間6回程度コロンブスレポートを発行しています。
(号外を含む)後援会事務所まで電話又はFAXでご連絡くだされば、定期的に送らせていただきます。市民と行政を結ぶ情報誌としてぜひご覧下さい。(無料です) 尚、バックナンバーVol.1~Vol.12(一部コピーも有り)ご希望の方もご連絡下さい。

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TEL 23-0344  FAX 23-1399

 

神谷まさひろ座右の銘
【生きているということは誰かにお世話になっていること
生きていくということはそれをお返ししていくこと】