1999.9
号外1


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神谷まさひろ初めての定例議会で一般質問に挑戦!◆
 9月2日(木)より9月定例議会が始まりました。
 この議会は、7月の選挙で新しく選ばれた議員による初めての定例会です。2日(木)・3日(金)と12名の議員による一般質問が行われました。

 神谷まさひろも一期生で、かつ最年少議員であり、大変僭越だとは思いましたが、『自らの勉強と若者らしい挑戦』と考え、会派(自民クラブ)の皆様方のお許しをいただき、3日(金)の AM11:00頃より約1時間に渡り、一般質問で当局の考え方をお聞きしました。

質問項目は次の通りです。

A:中心市街地活性化事業について

B:少子化対策について

1.少子化対策基金の事業内容
2. 東刈谷地区の幼稚園建設計画について
3. かりや荘の現状とその活用について
4. 青葉福祉センター4Fの現状とその活用について
5. 市民館での放課後児童対策の可能性について
(地域の子供達の健全育成を計るNPOの可能性)

C:し尿処理場の改修計画について

  1. し尿処理場改修の必要性について(改修の際のPFIの可能性)

 ここでは、この中の2つの項目について私の考え方と質問・要望内容をご紹介したいと思います。

<質問1>A:中心市街地活性化事業について

 先日、キャッチにて中心市街地活性化基本計画を策定するための策定委員会と検討部会の初会合が行われたとの報道がされていました。これは、昨年7月に施行された中心市街地活性化法を受け、この刈谷市においても車社会の進展・大規模店舗の郊外進出等によって、空洞化が進みつつある中心商業地の活性化を図るための基本計画を策定する目的で始まったものです。私は質問の中で、

    1. それぞれの会議の目的と2つの会議の関連性(位置づけ)
    2. 参加者はどんな方か
    3. 今後の日程と進め方
    4. 終着点は-「単なる計画を策定する」だけでなく、その計画の具体的推進のための次なるステップにもって行くことができるかどうか。そしてそのステップとしてはTMO構想が有力だと思われるが、TMO構想がまちの活性化について有効であるかどうかの当局としての認識などについて尋ねました。
<当局の答弁> 

①策定委員会におきましては、基本計画を策定することを目的とし、検討部会につきましては、必要に応じ専門的、具体的事項の調査及び検討を行いつつ基本計画(案)を作成することを目的としています。

②委員の構成につきましては、学識経験者や商工会議所を始め区域として想定されます刈谷駅から刈谷市駅一帯の商業者、住民、消費者及び企業等幅広い立場の方々に委員を委託いたしました。策定委員会の委員長には、刈谷商工会議所の会頭に、また、検討部会の部会長には、刈谷商工会議所の青年部副会長に就任していただきました。また、学識経験者として愛知教育大学教授にお願いいたしております。

③進め方は、去る7月29日に第1回の策定委員会、検討部会の合同会議を開催いたしましたのち、8月11日に第2回検討部会を開き、現在商店主、地区住民等の意向調査等を行っております。これらの調査をもとに現状把握と課題抽出、基本的方針を整理した後第2回の策定委員会を10月頃に開催し、検討部会において推進の目標、事業計画案が整理されます12月頃に第3回の策定委員会を開催し、さらに検討部会において、まちづくり機関(いわゆるTMO)設置の可能性を含めた推進方策等が整理される来年2月頃第4回の策定委員会を開催し、本年度中に基本計画を取りまとめてまいります。

④計画策定後のステップとしては、基本計画に位置づけられた各種事業を積極的に推進していくためには、商工会議所あるいは第三セクターの特定会社等によるまちづくり機関となるTMOを設立し、商業者と一体となって事業の推進を図ることが有効な手法と思われますので、現在行っている基本計画策定において、TMO設置の可能性を検討してまいります。

<答弁を受けて私の当局への要望>

 中心市街地活性化というのは、単に商店街の再生というだけでなく、そこに暮らす人々の生活空間の復興、コミュニティーの絆を結ぶという目的もあるのだと思います。そこで計画策定の際には、商店街という提供者の視点だけで考えずに受益者(生活者)の視点も加えて行くことを要望します。
 また、今、中心市街地は疲弊し、個々の商店は元気がない・冒険をしない・リスクを回避…そんな状況にあると思います。そこで行政には、街が元気になるための牽引役になっていただきたいと思います。そこで今後、中心市街地活性化事業を進めて行く中で必要となってくると思われる土地については先行取得をするなどの積極的な取り組みをしていただくよう要望します。
 

<質問2>B:少子化対策について (5)

 市民館の利用の仕方を一つの切り口として、少子化対策の一つとして現在行われている放課後児童対策(いわゆる学童保育)のあり方について、私の考えを述べさせていただきました。
 放課後児童対策として現在行われています、小学校1年生~3年生を対象にした育成クラブは、現在刈谷市内に7ヶ所あり、中学校区に1つという基準はクリアーし、更に小学校区に一つづつということを目指しているとも聞いていますが、新たにお金を掛けて建物を作るという発想ではなく、現在ある施設を有効利用してみてはいかがでしょうか。そこで私は、刈谷市内に18ヶ所ある市民館について考えてみたいと思います。 
 現在市民館は老人クラブや婦人会、地域のさまざまな活動に利用されています。
 本来子育てというのは、学校教育・家庭教育のほかに地域の人々によって育てられるという面があったと思います。ちょうど私が小学校の低学年だった頃、近所のワルガキどもと遊んでいると、私たち子供に対して、叱ってくれたり注意してくれた、いわゆる近所の怖いおじさんおばさんがいたように思います。そしてそういった人達は、私達がケガしないか事故に遭わないか、時には暖かいまなざしで見守ってくれていました。いわば近所のおじさんおばさんが、地域の先生だったのです。
 現在行われている育成クラブのように、保母さんに放課後の児童を預けるという考え方でなく、地域の人々によって育てられるという考え方に立って、市民館の中で老人やご婦人が地域の子供達の健全育成を図るためのNPOとして活躍する、そんなしくみが作れたら素晴らしいと思います。
 特にこの提案は、単に施設の有効利用という点からだけでなく、今日希薄になっているコミュニティーの再生という点からも意義あることだと思いますが、当局の感想を求めます。

<当局の答弁>

 神谷議員さんの言われる地域の子育てを含めた放課後児童対策を市民館で行えたらとのお考えでありますが、子育てが学校教育・家庭教育のほかに、地域のおとしよりやご婦人たちによって育まれ、お力添えをいただくことは、地域の教育力の再生という意味においても大変重要なことであると考えます。
 しかし、本格的な生涯学習時代を迎え、地区公民館活動が活発に行われる中、現在運営されるような方式で年間約290日前後開設される放課後児童対策を市民館で開設するためには、地域のサークル活動等との調整を加味しても非常に難しいと考えます。
 このように現状の施設の一部を長期的に専有することは難しい訳ですが、地域の人達が参加できる地域の子育て支援のためのプログラムを開発し、市民館で開催するなど地域に根付いた各種事業を検討することは大変重要なことだと考えます。今後も市民館の活用については、地域公民館との活動と合わせ、地域と協議を重ね検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

<答弁を受けた私の意見>

市民館を使うということは物理的には難しいようですが、この機会に、放課後児童対策のあり方のみならず、子育てや教育のあり方についても、私の考えを述べることができたことで、私自身は大変意義があったと思っています。この部分の私の考え方については、特にご意見等をいただけたら幸いです。

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