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メールから始まる政治参加

 谷市議会議員として、コロンブスレポート・街頭演説・ホームページ・市政報告会などでできる限り私の考え方や、市政の情報をお伝えするように務めてきました。

でもこれって何か片手落ちのような気がします・・・・。

そうです。 情報がいつも私から発信するだけの一方通行なのです。

本会議や委員会で発言したり、採決したりするとき、ふと疑問に思うことがあります。たとえば「48歳の成年男子=神谷まさひろにとっては、この事がらは賛成なのだが、同じ質問を女性の方に聞いたらどう答えるだろうか? あるいは、お年寄りの方はどう思っているだろうか? あるいは、子供たちは・・・・? 」

そこでこのコーナーでは、毎回一つのテーマについて、私の方から質問させていただきます。
Eメールで、あなたの考えをお聞かせ下さい。 市政と皆様を結ぶコーディネーターとして、自らの意見を述べる際の参考にさせていただきます。

   

第4回インターネット市議会テーマ
 第2弾 刈谷駅南地区再開発

―私の考えに対するご意見を!―

平成14年3月議会都市開発委員会において、駅南口の再開発案についての議論がされました。先の12月議会にも提案がされ、新聞での報道もあった関係で私の所にも賛成、反対いろいろな声が寄せられてきます。

 そこで今回のインターネット市議会では、南口再開発の現在提案されているプランと共に、私の考え方を述べさせていただきます。(委員会の中でもこの考え方に立ち、発言しました。)

       ■配置図

※建物等については見直しをし、変更をすることがあります。(平成14年3月現在)

計画概要
事業名称 刈谷市南地区第一種市街地再開発事業
所在地 刈谷市若松町2丁目地内
地区面積 約56,700m2
敷地面積 約31,700m2
建ぺい率 80%(現況60%)
容積率 400%(現況200%)
用途別床面積
 
公益施設 約24,600m2
公益駐車場 約22,200m2(約650台)
住 宅 約11,200m2(約130戸)
住宅駐車場 約3,800m2(約130台)
商業施設 約13,000m2
商業駐車場 約15,900m2(約530台)
工事着工予定  平成16年度
竣工予定  平成20年度
『 刈谷市の玄関口として世界に誇れるような味付けを 』
  私は今の計画に対して「もろ手を挙げて賛成」という立場ではありませんが、現在の景気を始めとした、再開発を取り巻く環境の厳しさからして、現実に則した実現可能なプランではないかと考えています。(もちろん南口の再開発をしないという選択肢もあるとは思いますが、「いつまでも空き地のままでなく、刈谷市の玄関口として早期整備を望む」という市民の声も多いと思います。)

 これまで私は、「今の流通業を取り巻く厳しい景気の情況からして、商業再開発でなく、JCが今から十年程前に提案したような森公園といったコンセプトの開発にしては」と提案してきました。

 残念ながら、その提案は現在までのところ受け入れられる可能性が少なく、上記に示した通りの開発計画となっています。

 なぜ「駅前の森公園」というコンセプトがあの場所において難しいのか・・・・ 理由は下記の通りです。

 あの敷地約5.7haのうち民間の地権者が約半分を所有しています。全てが市有地ですと通常の施設計画(土地利用)として、市独自の計画の施設が建てられるのですが、民間の土地については「それぞれの地権者にとっての資産運用」という側面が発生します。つまり地権者にとっては「できるだけローリスクでハイリターンの開発を」といったことになるのです。もちろん民間の地権者が所有している土地を刈谷市が購入したり、賃借して全て公共施設を建設したり、森のような公園にするといったことも可能ではあります。しかしここで発生する問題(議論)としては、駅前という立地での地価を考えたときに、「それほど高い土地を購入してまで公園を造る必要があるのか」「公園の土地をずっと借地としてよいのか、しかも賃借料は非常に高いものになるがよいのか」といったことが議会の中でも言われてきます。       

 その結果市有地の上には公共施設を、私有地の上には資産運用として最も適切な商業施設をということになるのです。もちろん商業施設と一言でいっても色々な可能性があるわけですが(安城にあるコロナや結婚式場なども可能性があります)、地権者にとって最もローリスクでハイリターンの施設としては現在のところスーパーマーケットが最適なのだそうです。

 「刈谷駅前といういわば刈谷の顔である場所に、スーパーマーケットで本当にいいのか」という思いも私の中にあります。しかし、あの空間の半部が民間の方のものであり、それらの資産の有効活用であると言われた時に、どうしても第三者である我々は口が出せないところであります。

 それでも「民間の土地であっても刈谷市の顔だから税金を投入すべきだ」というコンセンサスになれば可能性は大きく膨らみますが、先に示した問題(議論)のようなことが今の議会の認識だと思います。

 「公共施設・商業施設・住宅・公共駐車場」という組み立て(料理で言えばいわばメニュー)を今から覆すことはなかなか難しい状態にあると思います。そこで私としては、刈谷の顔としての特色をメニューに求めるのではなく、その
味付けに求めるべきだと思います。

 どういうことかと申しますと、あの場所に今後建設する全ての施設(公共・住宅・商業)は日本で一番「環境と福祉」に配慮した建設になっているとか、建物のデザインや色使いに特徴がある、といった
味付けをするのです。

 福祉については、ユニバーサルデザインという考え方を取り入れて、環境について言えば、その建設段階での配慮や、建物全てを自然のエネルギーで賄っている、自然(緑)との調和など・・・・

 「建っているものは、どのまちにでもあるありきたりのものだが、その中身は環境と福祉に最大限の配慮がされ、デザイン、色使いについてもここにしかない特徴のあるもの」と言えるように、今後具体的な建設段階でつめて行くべきだと思います。

 刈谷市の玄関口として世界に誇れるような
味付け を・・・・ 
 

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