2010年8月21日(土) 新サンマ

 このコーナーは「お値打ちな旬の魚を紹介」という主旨なので、今回は少し主旨に外れてしまうかもしれませんが、大変な不漁となっているサンマを敢えて取り上げます。

 8月15日に大型船での漁が解禁となり、本来ならばこれから大量に入荷して旬を迎えるサンマですが、今年はマスコミでも盛んに取り上げられている通り大変な不漁です。通常この時期は、1ケース=4Kg入りの箱が中心(9月に入り更に入荷が増えると8Kg箱になってきます)なのですが、今年は2Kgの小さな箱が中心です。セリ値は1ケース(2Kg)に11尾から14尾ほど入ったもので7000円から5000円ほど、つまり安くても1尾500円はするのです。

 「大型船解禁のお盆明けからは入荷も増えるだろう」と読んだ大手スーパーでは1尾150円前後(3尾498円)での特売を組んでいますから、大赤字での出血サービスということで、漁師・仲買・スーパーのいずれかが泣いているのです。

 高級魚サンマですが、やはり秋の味覚、(誰かの涙にそっと手を合わせながら)この時期一度は味わいたいですね!

2010年8月9日(月)  モズク









 暑くて食欲が沸かない時には、さっぱりとした酢の物を・・・

と言うわけで、今日は酢の物には最適の『モズク』を取り上げます。漁が多くなるのは春先から5月頃ですが、食べるにはやはり夏場、爽やかな磯の香りを味わいながらサッパリと味わいたいものです。

 私は沖縄産の太モズクを1Kg単位で買ってきて、必要な量をさっと洗い三杯酢で食べています(写真左)。残りは冷凍にしておけば、食べたい時に食べたいだけ楽しめます。スーパーなどでは、右の写真のように小さくパックされたものが何種類も売られており、私以外の家族はこちらを好むのですが、この手のものは酢の関係でどうしてもモズクが柔らかくなってしまいますので、私はモズク独特の食感を味わうにはやはりその都度、酢につけたほうが良いと思っています。

 話しによると・・・沖縄では[モズクの天ぷら]が町のあちらこちらで売られているとのこと。「モズクを天ぷらに!!」と少し驚きですが、一度試してみたいと思います。

2010年7月19日(月) ウナギ









 梅雨が明けて、太陽がギラギラ輝く夏を迎えると、いよいよウナギのシーズン到来です。今年の土用の丑は一週間後の7月26日。今年は稚魚(シラス)が極端に少なく、値段の高騰が心配されたのですが、何とかそこそこの値段に落ち着いているようです。と言っても、昨年の同時期に比べて15%ほど高いかなぁーといった感じがします。

 ウナギが夏バテにいいのは、ふつうの魚に比べて脂肪が多く、またビタミンAを非常にたくさん含んでいるからです。カロリー値も270と飛び抜けて高く、特に「きも」はビタミンAが100g当たり4700IU(国際単位)も含まれています。(そんな数字を示してもよ~判りませんね!(^0^)ともかく栄養価が高いということです。)

 間もなく夏休み。奥様は子ども達の世話で少々夏バテ気味! そんな日は、ぜひウナギを食べに家族そろって外食を・・・・ね。

2010年7月5日(月) マイワシ


 7月3日、中日新聞夕刊に『大衆魚復活の兆し 夏本番 マイワシ豊漁』との特集が掲載されていました。このHP『今が旬』のコーナー、新聞の後追いで載せるのはいささか恥ずかしい気がするのですが、確かにここ数日、「大羽(おおば)」と呼ばれている1尾20Cm以上の大型サイズが大量に入荷していました。

 そのことになぜ早く気づき、『今が旬』のコーナーでいち早く取り上げなかったのか? 言い訳になりますが、一言・・・

 マイワシの漁獲量はここ数年ずっと低迷しており、価格の点ではいつしか[大衆魚]から[高級魚]といった感じになっていました。それでも工場給食の現場などでは根強い需要がありますから、冷凍のイワシを世界各国(フランス・イギリス・アメリカ・メキシコなど)から取り寄せていたのが実情です。つまり、イワシを扱いながらも国産のイワシはについては全くの無関心・対象外だったのです。

 そうした中、今回のこの国産イワシの豊漁! 新聞情報で初めて知って、皆さんにお勧めしている次第です。恥ずかしながら・・・

2010年6月25日(金) アナゴ

これから夏場にかけて『アナゴ』が旬を迎えます。アナゴの味は一年中ほとんど変わらないとされていますが、夏場が漁期で、盛んに出回るのでこの時期を旬としています。

写真の物は、箱にも書いてある通り愛知県豊浜産。その他、市場へは大阪産や淡路産、そしてブランド品でもある伊勢若松産などが入荷しています。冷凍の場合韓国産などが多く輸入されています。わが家では、醤油で煮た後、さっと炙って食べていますが、てんぷらや蒲焼、八幡巻きのほか、椀種としてもいけます。

 ところで、右側の写真は何だか判りますか? 写りが悪いので見づらいかもしれませんが、アナゴの稚魚で「ノレソレ」って呼ばれています。春先が旬でポン酢で食べるのですが、「ものすごーく美味い!」という訳ではなく、さっぱりして口当たりが良く、お菓子の葛きりを食べているような感じかなぁーと思います。居酒屋やすし屋さんでも見かけるようになりましたので、来春見かけたら一度トライしては如何でしょう。

2010年5月31日(月) アユの稚魚

 先日の中日新聞夕刊に「待望のアユ釣りシーズン到来!」として各河川でのアユ釣り解禁情報が載っていました。これらのアユはもちろん天然物ですが、我々がスーパーで買って口にするものは養殖物(半天然)が主流です。今回紹介しますのは『アユの稚魚』、琵琶湖で獲れたこの稚魚を、全国の養殖業者に出荷して大きく育てているのです。

 アユは年魚といわれ、1年で生涯を終えるため成長も早く、8月頃には成魚として全長20から30Cmに達します。

 もちろん稚アユのままでも出荷されています。写真のような大きさ約8Cmほど(ボールペンの大きさと比較してください)の稚アユが30尾位入って、スーパーでは1000円ほどで売られているのではないでしょうか。そのままから揚げにしてビールのおつまみに・・・最高です!

2010年5月10日(月) 輸入冷凍魚『ホキ』

水産業大手のニッスイが現在『ホキ』の販売促進キャンペーンを行なっています。と言っても、一般の方にはほとんど馴染みのない魚ですし、スーパーの鮮魚売り場で売られていることは100%ありませんから、「販売促進・・・」と言ってもなかなか難しいですよね(~ω~;)

この魚の産地はニュージーランドやアルゼンチン、チリの沖、水深200から800メートルの大陸棚ですから深海魚なのです。トロール船で漁獲された物を船内でフィレ(三枚卸)にし、急速凍結して日本には輸入され、白身フライの原料として利用されています。みなさんが知らずに食べている白身フライの原料の多くは案外この『ホキ』だったりするのです。

 白身フライといえば『タラ』をイメージしますが、個人的には『タラ』よりこの『ホキ』の方が断然美味しいと思っています。また、値段も『タラ』の半値ほどで買えるのも魅力の1つです。私の会社で最も取扱量が多く、私が魚屋を始めた30年前から価格も大きく変動することなく、安定的に取り扱っている輸入冷凍魚の優等生です。この機会にぜひ覚えてあげてください。(写真が切り身状態のホキです)