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1.刈谷駅北口

再開発について

刈谷市議会12月定例

会は12月3日(水)

から19日(金)まで

17日間の会期で開催されました。今回は15名の議員が一般質問に登壇し、私も2日目のトップバッターとして2つの項目について約45分間の質問をしました。質問項目と質問のポイントを要約してご紹介します。

平成11年当時再開発が実現しなかったのは

市・地権者共に「必要に迫られていなかった

からである」と私は考えています。今回は刈

谷市にとっては「(香楽さん前の)歩道の拡

幅」「駅周辺の公共駐車場整備」といった必

要なものがあります。「民間主導で」と言っ

た消極的な参画ではなく、「そうした必要な

ものを、刈谷市が主導して再開発の中で整備

して行く」と言った積極的な参画でなければ

再開発の実現は難しいのではないかと提案しました。

質問のポイント

(1)地元の機運・具体的な動きについて

(2)市内で行われた再開発について

(3)平成11年設立の準備組合について

(4)再開発実現の可能性について

2.刈谷市自治

基本条例について

自民党や日本政策研究センターが発行した小

冊子の中で、全国の多くの自治体において制

定されている[自治基本条例]の問題点につ

いて指摘がされています。私自身は必ずしも

その小冊子と同意見ではありませんが、「こ

うした指摘がある」ということで問題提起さ

せてもらいました。そして刈谷市自治基本条

例には「条例施行後5年以内に見直しなどの検

証をする」ということが謳われていますか

ら、その予定などについて質問しました。

質問のポイント

(1)市民の定義について

(2)住民投票について

(3)最高規範について

(4)条例の検証について

事前に数人の方に「12月4日朝10時から一般質問をしますよ」と

案内したところ、その方が多くの方を誘って来てくださり、結

果的には15名ほどの方が傍聴してくださいました。傍聴に来ら

れた方には直接関係するテーマではなかったのですが、終了後

にメールや口頭で様々なご意見を頂きました。

本当にありがとうございました。

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12月定例会 議案・補正予算・一般質問

自民クラブの鈴木議員の一般質問に答えるような形で、竹中市長が来年7月に行なわれる市

長選挙への立候補を表明されました。過去7年間の実績と市政運営を見る限り、誰もが「竹

中市長3選」に異論はないと思います。大歓迎です!!

12月定例会における議案・補正予算・ほかの議員が行なった一般質問などから身近なことがらについて数点紹介します・・・

竹中市長が来年7月の市長選挙出馬を表明しました

平和首長会議というのは広島市と長崎市が中心となって設立された団体で、世界各国の都

市と連帯して、核兵器の廃絶と世界恒久平和実現のための活動を進めています。来年は戦

後70年という節目の年になりますので、この機会に会議に加盟することにより、平和を愛

する姿勢を市内外に示し、加盟する市町村間で活発に情報交換を行い、より一層、積極的

に平和行政に取り組んでいくとのことです。山崎議員の一般質問に答え市長が力強く答弁されました。

平和首長会議への加盟を前向きに検討しています

新海議員の質問の中で刈谷駅のトイレについての議論がありました。

質問「刈谷駅のトイレは老朽化により破損や汚れがひどく、和式しかないため使い勝手も悪い、

改修して欲しい」

答弁「来年度以降早期に、和式便器の一部を洋式便器に取替え、合わせて障害者トイレにオスト

メイト対応トイレを設置し、障害者の方にも配慮した多機能トイレとして改修して行く予定です」

私達の会派[志誠会]の来年度の予算要望の中でも、「刈谷駅のトイレを改修すること」として、その実現を要望していましたので、大変嬉しい答弁です。

刈谷駅のトイレを改修します

野田地区は市内22地区の中で最も世帯数の多い地区

です。そのため平成25年10月に地区内において「野

田地区行政区見直し検討会議」が発足し、行政区の

見直しについて検討がされ、さらに小学校区による

二分割を想定して、2つの会議において具体的な検討

がされて来ました。

その後、住民意見の募集や住民説明会を開催して、

慎重に検討が重ねられた結果、野田地区を二分割す

ることと決定され、平成26年10月28日、野田地区長

より市への要望書が提出されたものです。

地区名としては「野田地区(市民だより配付世帯約

3800)」と「東刈谷地区(同約4500)」で、分割開

始時期は平成27年4月1日となっています。

野田地区を2分割します

公共施設・まちづくり

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12月定例会 議案・補正予算・一般質問

公共施設・まちづくり

刈谷駅北口広場に現在仮設で設置されている観光案内所

の本格設置に向けて、設計予算が3月の当初予算で計上

されていたのですが、この設計を今回は見送る(取り止

める)と言うものです。その理由は「あの地域に再開発

の機運が出てきたから」というものです。確かに、観光

案内所を本格的に設置してしまえばあの刈谷駅北口広場

を含めた再開発は二度と出来なくなりますから、再開発

の機運が芽生えた以上、一旦立ち止まって様子を眺める

ことも必要なことかもしれません。そこで私はこの補正

予算には賛成をして、一般質問において再開発の可能性について議論をしたのです。

刈谷駅前[観光PR施設整備事業]1900万円を減額します

市民サービス

平成27年5月の開館を目指して現在整備が進められている[夢と学びの科学体験館(交通児

童遊園の隣です)]に設置されるプラネタリウムの観覧料と貸切での使用料が決定しました

今回新しくなるプラネタリウムは、主恒星、6.5等星までの約9500個とは別に、約1000万個

の恒星で表現される天の川を表現し、限りなく自然に近い星空を表現するとともに、宇宙空

間から見る太陽系の惑星運行や日食・月食などの各種天文現象をはじめ、ロケットに乗って

宇宙空間を移動するような体験ができるハイブリットプラネタリウムです。プラネタリウム室を貸切で

使うことも出来ますから、満天の星を眺めながらのコンサートなどというのも素敵ですね\(^o^)/

夢と学びの科学体験館のプラネタリウム観覧料が決定しました

「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池自動車(FCV)の導入を促進し、地球温暖化防

止を図る目的で購入経費の一部を補助します。補助金額は個人用が1台につき上限50万円、

事業用が40万円です。その他に国からは最大で202万円、愛知県からは中小企業に限り最大

で75万7千円の補助金も受けられます。販売価格が670万円ほどですから、国・県・市の補

助金を合わせればその半額ほどで購入できることになりますね(@_@)

水素によって走る燃料電池自動車(FCV)の購入に

刈谷市も独自の補助金を

市民サービス

個人

大人(18歳以上)1人1回につき・・・・・・・・・・・・300円

小人(4歳以上から18歳未満)1人1回につき・・・100円

団体(20人以上)

大人1人1回につき・・・・250円

小人1人1回につき・・・・・50円

プラネタリウム投映機を使用する場合  1時間につき・・・7000円

プラネタリウム投映機を使用しない場合 1時間につき・・・4000円

観覧料は・・・

貸切使用料は・・・

請願・議員提出議案に対して、反対討論!

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12月定例会 議案・補正予算・一般質問

補正予算の中で[消防団装備充実事業]とし

て約2000万円の計上がありました。

これは、国が消防団装備の基準、消防団員服

制基準を改正したことを受けて、活動服・ヘ

ルメット・編上靴・耐切創性手袋・防塵メガ

ネ・防火衣・救命胴衣などを新基準の安全性

の高いものに更新するもので、平成27年度早

期の配備を予定しています。

消防団の装備を新しくします

防犯・防災

議員提出議案『小規模企業振興基本条例の制定』について

私は昨年の12月定例会において、刈谷市中小企業

振興基本条例の制定を求める趣旨の一般質問を行

いました。そういった点で言えば、中小企業より

更に経営環境の厳しい小規模企業に対する支援は

重要であり、小規模企業振興基本条例の制定は強

く求めるところであります。

しかしこうした条例は「(どこかの条例をコピー

するなどして)ただ作りさえすれば良い」という

ものではありません。私が一般質問で取り上げて

から1年、今回も沖野議員が一般質問で取り上げ

て下さいましたが、当局は一年前と変わらず「研

究します」という答弁でした。「ただ作れば良

い」のであれば、たぶん当局から議案として簡単

に上程することが出来ると思います。

しかし大切なのは制定までのプロセスなので

す。数回に亘る会議や聞き取り調査を行って、

条例の対象となる小規模事業者や中小企業の皆

さんから生の声を条文の中に生かしていく、あ

るいは他市とは違う刈谷市ならではの施策を条

文の中に入れ込んで行く、こうしたプロセスに

時間を掛けて刈谷らしいより良い条例に作り上

げて行くことが大切であると考えます。

提出者によると、今回の条例案は「先に国会で

制定された小規模事業者支援法を条例としてコ

ピーしたものだ」という趣旨の話をされまし

た。つまりそこには条例制定に向けた声を聞く

という地道なプロセスが全くなく、刈谷市らし

さも全くないのです。

従いまして、今回の議案に対しては反対です。

12月定例会最終日の19日(金)、神谷まさひろは共産党さんが

提出した議員提出議案と請願に反対の立場で発言をしました。

それぞれその内容についてご紹介します。

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12月定例会 議案・補正予算・一般質問

平成24年4月、児童福祉法の改正により障害児支援の強化が図られ、しげはら園は従来の知

的障害児通園施設から児童発達支援センターへと移行し、3年間の経過措置が認められてい

ました。3年が経過する平成27年度の本稼動に合わせて、しげはら園を市直営にし、本市の

中核的な療育支援を行う施設として位置づけ、障害児支援を行ってゆくのです。

この児童発達支援センターと言うのは、専門的機能を活かし、地域の障害児やその家族へ

の相談、障害児を預かる施設への援助・助言を行うなど、地域の中核的な療育支援施設な

のです。具体的には障害児相談支援と保育所等の施設に通う障害児に対し施設を訪問して

支援する保育所等訪問支援といったことがあります。

しげはら園の管理運営=社会福祉協議会から市の直営に変更します

教育・育児

[「刈谷城築城」ではなく、
くらしの応援・福祉の充実を求める請願]について

今回の請願について、2つの視点から反対の立場

で意見を述べます。

1点目は「刈谷市が現在計画している亀城公園再

整備と今回の請願趣旨・タイトルに書かれている

「刈谷城築城」や「お城建設」という表現が余り

に乖離しているのではないかという点です。

現在計画されている亀城公園再整備における、歴

史的建造物の復元というのは、隅櫓や多門櫓、石

垣などの一部の建造物を整備することを言います

(天守閣のある大きなお城を作る訳ではないので

す)。しかし今回の請願文書では「刈谷城築城」

や「お城建設」といった表現がされており、市民

の皆様にいかにも豪華なお城を作るようなイメー

ジを抱かしてしまいます。「刈谷城築城 賛成か

反対か」と聞くのと「亀城公園を城址公園として

再整備することに賛成か反対か」と聞くのでは大

きな違いがあるのではないでしょうか? そう

いった意味では、きちんとした整備計画をお知ら

せした上で、市民に意見を求めるべきです。

そして2点目は、「隅櫓や多門櫓、石垣などの歴

史的建造物の復元は無駄なことで必要のないこと

なのか」という点です。

請願提出者は、「隅櫓や多門櫓、石垣などの一部

の建造物を整備することも不要不急のことなので

反対だ」と言われました。確かに、くらし・福

祉の充実は行政としてすべき最重要課題であり

ます。しかし人は食べ物だけで生きて行ける訳

ではありません。文化や芸術・音楽・スポーツ

を楽しんだり、公園でのんびりとした時間を過

ごすことで心が癒されたりもするのです。従っ

て、癒しややすらぎの空間である公園を整備し

て行くことも行政の重要な役割なのです。最

も、くらし・福祉施策が他市より劣っていて、

それでも公園整備を優先させるというのでは問

題がありますが、刈谷市のくらし・福祉施策は

決して劣っているとは思わない、むしろサービ

ス水準が高い施策も沢山あると思っています。

刈谷市内の大きな公園にはそれぞれに個性や特

徴があります。それらをキーワードで表せば

「総合運動公園→スポーツ」「岩ケ池公園→商

業施設・遊園地・サービスエリア・温泉・観

光」「ミササガパーク→芝桜・バラ・カナダ」

「大手公園→防災」「フローラルガーデン→市

民参加・花・無線」といった具合です。

同じように亀城公園はその名前や立地に由来す

るように、本来は城址公園として整備されるべ

きですが、今はそれを感じさせるものがなにも

ありません。亀城公園と言えば桜のイメージだ

けです。そこで、城址公園としての特徴作りの

一つとして歴史的建造物の復元があるのだと私

は思います。従って、亀城公園整備計画には賛

成の立場で、この請願には反対します。

防災・防犯トピックス。防災・防犯関係の出来事を日記の中からご報告します

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平成26年度刈谷市総合防災訓練が行われました。

これまでは刈谷市総合運動公園で行われていたのですが、今年は初めてセントラルパーク(大手

公園)を使っての実施です。

消防・警察・自衛隊などのほか市内の自主防災会や中高大学生、中部電力など関係企業、赤十字

奉仕団などの各種団体が参加して、各種体験コーナーにて大規模地震が発生した場合にすべきこ

とを実際に体験してもらいました。(初期消火・煙体験・救急法・地震の揺れ体験・家具転倒防

止対策・マンホールトイレ・電気ガスの復旧・応急止水・災害用伝言ダイヤル・救出・炊き出し

などのコーナーです)

また、第2会場となった住吉小学校では避難所の立ち上げ・運営訓練を実際に体験して、運営上

の問題点や課題を発見して、今後の活動や避難所運営について考える訓練を行いました。

実際にこうした災害が発生しないことを願っていますが、万が一発生した時には今日の訓練が役

立つことを期待しています。「備えあれば憂いなし」です。

豊田市で開催された『第38回 西三河四市議会議員合同研修会』に出席しました。以前は豊田・安

城・岡崎・知立の4市で行われていたのですが、昨年から刈谷市のほか、西尾・碧南・高浜・みよ

しの5市が加わって9市での開催となりました。

テーマは[大規模災害発生時に議会は]ということで、元自治省の幸田氏による講演です。

以前、「災害が起こった時には市長以下、市の職員は対応で忙しいので、議員は何もしないでいて

欲しい」といった冗談みたいな意見もありましたが、今では災害時に議員は地区住民と行政とを結

ぶ重要な役割を担っています。

但し「災害情報の提供、収集、要望等にかかわる問い

合わせは、市の対策本部に直接言わずに議会支援本部

を通じて行うこと」つまり、議員個人ではなく、議会

として集約してオール刈谷市議会としての対応が大切

ということです。

11月18日(火)

11月16日(日)

防災

防災

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議院議員選挙の応援

これまで刈谷市では、地域安全パトロール隊

の巡回が困難な深夜の時間帯に 「地域防犯

夜間巡回委託事業」 として警備会社に委託

し、平成26年4月から青色パトロール車3台、

警備員6人体制で巡回をして地域の防犯に努め

ています。

しかし残念ながら、今年9月に発生した刑法犯

罪認知件数は、平成24年8月以来25カ月ぶりに

200件を越え、また10月においても連続して

200件を越えてしまいました。

そこで、市民の皆様がより安心して生活できるよう、12月15日(月)から下記のとおり地域防

犯夜間巡回委託事業を拡充して実施しています。

実施期間/平成26年12月15日(月)から平成27年3月31日(火)まで 

内容  /現行の青色パトロール車3台、警備員6人体制に、青色パトロール車2台、

     警備員4人を追加して計5台、10人体制でパトロールを実施しています。  

予算  /地域防犯夜間巡回委託事業として 705万円

今回も大見正候補の応援をさせて頂きました。と

言っても、選挙期間中は刈谷市議会12月定例会と重

なってしまったため、大したお手伝いは出来なかっ

たのですが・・・

公示前の朝、刈谷駅前で行う街頭演説などでは、大

見前衆議院議員が到着されるまでの間は、私が前座

としてマイクを握り「地方創生・地域に根ざした施

策を行なっていくためには、地元市議会議員と国会

議員とのねじれのない連携が必要だ」といった内容

の訴えを行いました。選挙期間中は電話作戦や事務

所当番、街宣カーからマイクを握っての訴え、総決

起大会への動員、市役所から交通児童遊園までの桃

太郎行進など・・・

そして迎えた投開票日。夜10時から大見正候補の選

挙事務所で開票結果を待ちました。小選挙区での落

選が決まった時、事務所内では落胆の声が上がり、

他の選挙区での自民党候補の得票を気にしながら重

苦しい空気が流れていたのですが、零時15分頃NH

Kで「大見正 比例当選」のテロップと共に大きな

拍手と歓声が沸きました。大見代議士には体に気を

付けて、選挙期間中に約束したことの実現に向けて

益々頑張って頂きたいと願っています。

12月15日(月)

防犯

 平素は刈谷市議会議員神谷まさひろに格別のご支援・

ご指導を頂き厚く御礼申し上げます。

 先日の衆議院議員選挙には皆様方の熱いご支援により

地元の大見正さんが2期目の当選を果され、自民党・公明

党の与党が衆議院の3分の2以上の議席を獲得できたこと

は誠に喜ばしく皆様のご協力に心から感謝申し上げま

す。しかし大勝とは言っても、心底万々歳であるかと言

うと疑問が残ります。それは投票率の低さと、我々一般

市民に景気の良さの実感がないことです。消費増税と円

安による日用品等の値上げによる負担増のみで、収入増

がありません。アベノミクスの第3の矢が大切です。数字

の上での好況感ではなく、一般庶民が景気の良さを実感

できるような政治の舵取りを期待したいと思います。

 さて、いよいよ来年は選挙の年です。県知事選に続い

て、参議院議員に転出された酒井やすゆきさんの後継者

を選ぶ県議会議員選挙があります。そして7月には市長選

挙と、5期目を目指す神谷まさひろの市議会議員選挙もあ

ります。神谷まさひろは副議長を2度経験され、中堅から

いよいよ刈谷市議会の中心的存在として、刈谷市民のた

めに力を発揮して欲しいと期待しています。そのために

は私達後援会メンバーも再度気を引き締めて総力を挙げ

て支援して行きたいと思いますので皆様方のご協力を宜

しくお願い致します。

 幸いにして2014年は刈谷市にとって大きな災害もな

く、改めて「刈谷市って良いところだなぁ〜」と実感し

ていますが、広島・長野・御嶽山など大きな災害が目立

つようになって来ました。「明日は我が身」と準備と気

を引き締めて、来る2015年を迎えたいと思います。新し

い年が皆様にとって素晴らしい年になりますことをお祈

りして私の挨拶と致します。

神谷まさひろ後援会

会長 神谷 武

(刈谷文化協会 名誉会員)